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2008年01月20日(日) 記事No.441
先日、呉服屋さんからDMがきました。「展示会をするのでお運びください」といういつものDMだろうと思いつつ、開けてみると「2月末に閉店します」というお知らせでした。それで、閉店セール前のお得意様セールをするのでみにきてね!という内容でした。結局DMじゃん(笑)
良いものを見ないと感性は養われませんし、触れる機会に触って勉強しないと知識も増えませんから、行きますよ~展示会。今回のセール特典が「5万円分の商品券(ただし5万円以上のお買い物に限ります)」だったので、5万5千円くらいのものなら買ってもいいかな~なんて気分で、昨日出かけました。きっと、10万円クラスからしか置いてないんだろうと思っていったら、案の定でした。前に「可愛いなぁ、もっと安かったら買うんだけどなぁ」と思っていた名古屋帯があって、それが以前店頭価格で7万くらいだったので、セールなら6万を切ってくるだろうという予測があったのですが、そのシリーズの帯は奥にしまわれているようでした。ちっ

昨日の着物は、再び先日の宝尽くし。ほんと、この次期しか出番が無いので、ヘビロかかってます。
Image293.jpg

雪兎の袋帯で。久しぶりに羽織を着た状態で写真とってみました。

それで昨日は、染めの作家さんとお話をさせてもらいました。滋賀県の郷野という地方の変り織の紬を染めてらっしゃる方でした。郷野紬は糸が変わっていて、よく真綿の糸と生糸を撚りあわせたのを見ますが、撚りあわすのではなく、真綿の糸に生糸を巻きつけてコーティングしたような糸で、反物の肌触りがとてもよくて、ちょうど真綿紬と柔らかモノの良いとこどりをした感じ。後染めの織の反物も、たくさん見てきましたが、ダントツの気持ちよさですし、染めの発色もよくて、深みのある色合いに染まっていました。着物に仕立てて纏えば、きっとすごく気持ちのいいものだろうと思います。いい物を見せてもらいました♪

色んな作家さんや織元さんのお話は、その土地その方のコダワリだったりご苦労だったり、専門的なお話だったり。なかなか伺える話ではないので、とても貴重なものです。
毎回、展示会には作家の方がいらっしゃるので、お話させてもらうのはとても楽しかったです。だから、この呉服屋さんが閉店してしまうと、その機会がすごく少なくなるということので、ショック大。閉店といっても移転されるので、行こうと思えば行けるのですが、沿線が違うので面倒なのです;

だから、このお店が移転するのは本当に残念に思っていたのです…

でも、昨日展示会のヘルプに来ていたスタッフの方と少し話していて、「なんだか、違うかも」と思ってしまいました。お店のスタッフとは仲良くさせてもらってたし、私の考え方もよくわかってくれているので良かったのですが、ヘルプにやってくるスタッフというのは、いわば凄腕がやってくるわけで、その人がこういう考え方でお客と接する店は嫌だなぁと思ってしまったのです。
そのヘルプスタッフは、私に執拗に無地紬を勧めてきました。(買う気ゼロですけど)
「染めの着物もいいけど、紬もいいですよ。無地だと帯遊びもしやすいですし。今日お召しのようなお着物だと、帯を変えても結局印象は変わらないでしょう?」(←失礼な話だ;そりゃそうだけど、そんなこと言う?この着物に関しては、「宝尽くし」っていう印象を変える気なんてないですけど)
と、ベージュの反物に、3本の帯を並べて、いかに印象が変わるか見せてくれるのです。言っちゃ悪いけど、着物を着る人なら、誰でも知ってることじゃね?しかもその趣味が悪い;かなり辟易しました。たぶん、私はすごく不機嫌な顔をしていたと思うのですが、そんなことは意に介さず、延々と。で、
「無地の着物も、紬も持ってます。無地の着物の良さも十分よくわかってます。でも、私はこういうシンプルモードな着方ではなく、あくまで私らしく着物を着ていきたいんです。ハヤリに迎合したくもないですし。」
と言ったところ、
「でもね、七緒でもとりあげられてますしね、今は洋服感覚でシンプルに着物を楽しんでもらうのがセンスの良い…」
ときました。洋服感覚?
そもそも、今日の服は何にしよう?と思ったときに、ワンピースを選ぶのと同じように和服を選ぶという選択肢の一つという意味での「洋服感覚」なら大歓迎ですが、色彩合わせだったり柄合わせだったりを、いつも「洋服感覚」では、何のための和服?って思ってしまう。洋服ではできないことをできるのが、和服の楽しいところだと私は思ってるので、
「それはそれで、素敵だと思いますけど、私にはそれが最高だとは思えないので…」
というと、なんで?って顔をされました。
「あなたの言うセンスってなんですか?話が噛みあわないようなので失礼します」と帰ってきてしまいましたよ; すごく気分が悪い!
七緒を否定する気はないのですが、七緒のセンスってそんなに最高ですか?そもそも雑誌とかの影響をあまり受けない我が道な人間なので、その良さを私がわからないだけなのかもしれないんですが。確かに着物を着始めた人には、とってもわかりやすい雑誌だと思いますし、扉を大きく開いたという功績も大きいと思います。前にも書いたことがあると思うんだけど「目立たないように」とか「悪目立ちしないために」とか、そういう言葉がよく見受けられて、ときどきホントに嫌になります。現状では、どんな着物で、どんな着方をしようが、着物を着たら目立ってしまいます。残念なことだと思いますが、それは覚悟の上じゃないんでしょうか?…洋服での感覚をそのまま持ち込むのもいいと思いますが、和服という日本文化を、もっと真正面から捉えてもいいのではないかと思うのです。七緒は以前「はんなり」の意味を履き違えてたし、染めの着物を「ださい」呼ばわりしたこともあるので、そもそも日本文化を語ることはできないかもしれませんけど;

でも結局は、問題は七緒にあるのではなくて、それを受け取る読者側にあるのだとは思います。全て正しいことが書いてあるとは限らないわけで、情報をキチンと取捨選択することが求められるのでしょうね。無地の着物も素敵だし、シンプルに着るのもいい。でもそれが絶対ではなくて、選択肢の一つにすぎないということを、もっとアピールしてもらいたいと思うのです。
というか、私は、アピールしていきたいと思います。←何者?
とりあえず、情報に踊らされてる呉服屋との付き合いはヤメにします(笑)
客に自分の好みを押し付けてどうするんだよ;ねぇ?

ついでに載せちゃおう、先日のおうち着物。
Image298.jpg

絞りの反物で羽織を仕立てたあまりで作られた帯。羽織とセットでもらったのだけど、羽織の裄出しができてないので、羽織はまだ出番ナシですが、帯は大活躍。渋系の着物を一気に可愛らしくしてくれます(笑)
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